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2017年10月23日
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インプラント治療によって義歯が使えるようになるまで、
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インプラント治療によって義歯が使えるようになるまで、3つの段階に分けられます。
まずは人工歯根をあごの骨に埋め込みます。
それからあごの骨や周辺組織と人工歯根がしっかり結びつくのを待ち、第三段階として歯根の上にアタッチメントをつけて、さらに義歯をかぶせるという流れは皆さん変わりません。
この中では、人工歯根があごの骨に定着するまでに時間がかかり、約2ヶ月から6ヶ月見ておかなければなりません。
ですから、インプラント治療全体では要する期間は短くて3ヶ月、長くても10ヶ月くらいだと考えて良いでしょう。
歯科治療の新たな形として注目されているインプラント。
その人工歯には、いくつかタイプがありますが、基本的にはセラミック製です。
セラミックとは要するに陶磁器であり、見た目と機能に優れたセラミックの歯を形成できるかどうかは、実際に義歯を作る歯科技工士の技術によるのです。
高い技術はさることながら、芸術的なセンスまでもが必要不可欠です。
もちろん作り置きや大量生産とはいかず、時間がかかるので、インプラントに用いるセラミックの義歯は、歯1本につき10万円以上といった高額の費用になるのです。
一般的にはインプラント埋入手術を日帰りで行います。
使われるのは部分麻酔で、麻酔のために入院することはまずありません。
出血が止まりにくい病気や、循環器系の持病がある場合は、入院設備が整ったところで手術する必要もあります。
あるいは、インプラントの土台になるだけの厚みを持った骨がないとすれば、まず骨を形成する手術が必要です。
自分の腸骨などを削って、移植する手術だと、大がかりな手術を入院して受けることもあります。
このような難しい治療を行う場合、治療計画は、歯科医と十分に話し合って、慎重に決めていきましょう。
人工歯としてのインプラントは自分の歯に近い感じで噛めるので、ガムを噛むときに余計な心配がいらないのはインプラントにして良かった点の一つです。
隣の歯の上に人工歯をかぶせるのではなく、インプラントの根元はあごの骨に埋まっているので歯が取れるのではと心配する必要はありません。
人工歯の歯根と義歯は、ガムをいくら噛んでも取れないくらい丈夫に作られていることはいうまでもありません。
キシリトールガムも、問題なく楽しめます。
インプラントは人工歯なので当然、虫歯にはなりませんが、歯周病には気をつけてください。
せっかく行ったインプラントを維持するためにはケアが欠かせないわけで、歯周病を予防するために、毎日のセルフケアと定期検診はずっと続きます。
ですが、インプラントを入れた後、歯茎の腫れや出血があれば歯周病の一種、インプラント周囲炎かもしれません。
放置は禁物で、炎症がひどくなる一方ですから早急に診察を受けましょう。
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