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2017年10月08日
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長い治療期間を経てやっとインプラントが安定し
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長い治療期間を経てやっとインプラントが安定しても、ケアはそこで終わりではありません。
義歯を劣化させず長持ちさせるのは、治療後のメインテナンス次第なのです。
歯磨きにも正しい仕方があります。
歯科で指導してもらえるはずですから、それを守って、常に歯を綺麗にしましょう。
日常的な努力を積み重ねることが大事なのです。
また、神経を抜いた歯をインプラントにしているという都合上、普通なら感じるような口内の違和感にも鈍感になりがちです。
担当歯科医による定期的な経過観察を受けるようにしましょう。
高額な治療費を気にされる方もいますが、インプラント治療はほとんど全部が自費です。
保険がきかない理由ははっきりしています。
インプラント治療と一口に言ってもブリッジや入れ歯と比べればわかるとおり、歯科医や歯科技工士の手間がぐっと増えるためです。
手術の前後には様々な処置が必要で、かみ合わせの調整などに時間がかかりトータルの治療費用は高額になってきます。
これを保険適用にしてしまうと、結局は健康保険の赤字が増えてしまうので、保険の適用は拡大しません。
人工歯根をあごの骨に埋め込むのがインプラント埋入手術ですから、術後の患者さんは、ほとんどが違和感を感じるのが普通です。
腫れが引いた頃には慣れてきますので、変な感じがしても、触ったり刺激するのは止めるようにひたすら辛抱が大事です。
もしも、十日以上経っても浮いた感じが治まらない場合や、痛みの増大、腫れ、発熱などの症状がある場合は、原因を探り、対応していかなくてはなりません。
指示された検診日の前でも、歯科医に診てもらってください。
インプラントはどのくらい保つのか、現状では確実な説はありません。
きちんとメンテナンスを行った場合は本物の歯に匹敵する耐久性があるというのが多くの意見です。
すなわち、自分の歯と同じようにしっかりケアすることにより長期にわたって維持できますが、ひとたびケアを怠れば歯周病など、異常が起こることがあるという押さえが必要です。
成功すれば満足感が大きいインプラント治療ですが、それと裏腹のデメリットもあります。
まず、他の歯科治療と比べても費用がかかることです。
高額のケースでは、数十万円必要になるケースもあるのです。
あとは、治療が失敗したとき、起こった問題は、相当深刻化する可能性があるリスクも背負っています。
ごくまれなことですが、手術後の死亡例もあります。
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