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2017年06月05日
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骨に人工歯根を埋め込んで義歯を被せるインプラント
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骨に人工歯根を埋め込んで義歯を被せるインプラントの耐久年数は基本的に一生と説明されることが多いようですが、実際のところは、施術の完了後も欠かさずメンテナンスを行えるかどうかや、歯科医の技量にも影響される部分が大きいようです。
毎日欠かさず歯磨きをするなどのケアを怠ると、わずか数年で使い物にならなくなることもあるのです。
口内ケアをおろそかにすると歯槽膿漏などのリスクもあり、こうなるとインプラントを埋め込んでいる顎の骨にも影響しますから、それだけインプラントの使用可能年数にも影響が出ます。
費用がかかるだけに、インプラントの耐久性が気になります。
実際のところ現状では確実な説はありません。
きちんとメンテナンスを行った場合は自前の歯と同じレベルの耐久性を保てると考えていいようです。
すなわち、自分の歯と同じようにしっかりケアすることにより長い間自分の歯と同じように使えますが、日頃のケアが行き届かないと維持できなくなる異常も起こりうるという押さえが必要です。
インプラント治療を始める前には、これまでの歯科や口腔外科での病歴を見直し、あごの骨に病気や障害がないかどうか確認してください。
とりわけ、歯周病や顎関節症がある場合、治療を始める前にその治療を優先し、完治してからインプラント埋入に取りかかるのは必須です。
美容整形や外傷などで、あごの骨を削った経験がある方も治療が事故につながる可能性があります。
こうした病歴があっても、直ちにインプラント治療ができないわけではないためきちんと歯科医に相談することが大事です。
ご存じの通り、インプラント治療は普通は保険適用外で、全て自己負担ですが、医療費控除の対象なので、ぜひ受けましょう。
確定申告の一項目として、医療費控除は収入から医療費を控除されます。
医療費控除を受けようとすれば歯科医でお金を払ったときにもらう領収書が医療費を払った唯一の証明ですから絶対再発行されないと肝に銘じておき、暦年単位で、大事に保管しておきましょう。
一般的なインプラント治療は、段階が大きく3つに分かれます。
まずは人工歯根をあごの骨に埋め込みます。
それからあごの骨や周辺組織と人工歯根がしっかり結びつくのを待ち、第三段階では、歯根にアタッチメント(連結部分)を接続し、さらに義歯をかぶせて完成という段階を踏みます。
長くかかるのは、二番目の人工歯根の定着で、定期的に検査をしながら、2ヶ月から6ヶ月の期間を必要とします。
このため、インプラント治療を始めてから義歯を使えるようになるまで、全部で3ヶ月から10ヶ月かかることを覚悟しましょう。
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