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2017年05月22日
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混同されることの多いインプラントと差し歯。何が違うの
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混同されることの多いインプラントと差し歯。
何が違うのでしょうか。
まず、差し歯というのは、天然の歯や歯根を利用して、そこに金属の土台を埋め込みます。
そのため、歯そのものを抜いてしまうと、原理的に差し歯の施術は不可能なのです。
対して、インプラントは差し歯と異なり、チタンでできた人工の歯根を顎の骨の中に埋め込んで、その上に義歯を装着して固定するというものです。
自由診療になるので差し歯より高いですが、歯がなくなっていても顎の骨に問題さえなければ利用できるのがインプラントの利点です。
せっかくインプラント治療を行ったのに、それから前はしなかった口臭がするようになったということもたまにあるということです。
これはなぜでしょうか。
一つには、歯肉とインプラントのパーツの隙間などに食べかすが残って臭いを放ってしまう場合や、インプラント粘膜周囲炎や、それがさらに悪化したインプラント周囲炎になっているという可能性もあるのです。
そのようなケースでは、早期に診察してもらうことが大切です。
インプラント埋入手術では、人工歯根を骨に埋め込み、定着させるので手術後しばらくの間、患者さんは違和感を感じるのが普通です。
腫れがおさまれば、なじんだ証拠なので、変な感じがしても、触ったり刺激するのは止めるようにじっと耐えてください。
ただし、術後十日以上経ってもしっくりこないと感じる場合や、痛みが続いていたり、腫れや出血が止まらなかったりする場合、その原因を究明し、対応することが求められます。
指示された検診日の前でも、歯科医に診てもらってください。
重要な確認事項として、インプラント治療を始める前にあごの骨に病気や障害がないかどうか確認してください。
既往症に歯周病、顎関節症があるとすれば、治療開始前に既往症を完全に治しておく問題が生じます。
それから、美容整形や外傷といった、あごの骨に手を加えた経験がある方も事故を引き起こす可能性が増します。
ただし、これらの既往症があってもインプラント治療ができないわけではないため不安がなくなるよう歯科医に相談してください。
インプラント埋入は外科手術なので、術後は手術箇所が落ち着くように、安静に過ごさなければなりません。
日常生活でも歯に負担がかからないようにして、負荷がかかる身体運動は控えることが望ましいです。
傷口に負担がかかり、ふさがりにくくなる場合もあるのです。
負荷のかかる運動を日常的に行っている場合、歯科医の意見を聞き、再開時期を共通理解しておくと良いでしょう。
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