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2017年05月11日
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失った歯を再生する治療は何種類
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失った歯を再生する治療は何種類もありますが、インプラント治療の問題点は治療に失敗した場合、再度同じ治療を行えなくなる点です。
自分の歯にかぶせるクラウンやブリッジと異なりあごの骨にインプラントを定着させるので万一、人工物のインプラントと自分の骨が周辺組織によってなじむことなくインプラントの定着がみられなかった場合、再び手術を行って骨を深く削る大がかりなことになってしまいます。
また、あごの骨を掘ってインプラントを埋入するため、周辺の神経を損傷する危険性もあります。
治療を断念する方もいるくらい、インプラント治療は他の歯科治療と比べても高額です。
ごくまれに、インプラント治療が保険適用されることもありますが、その条件はとても厳しいのです。
自費診療として始めるしかないのが高額の負担を強いる原因です。
現状では最低線が十数万円、難しいケースでは数倍の費用がかかるケースもあることを重々承知しておいてください。
もし、インプラント治療前に歯科や口腔外科のの既往症があればインプラント埋入にあごの骨が耐えられるかどうか知る必要があります。
既往症に歯周病、顎関節症があるとすれば、治療開始前にそちらを治療して、インプラント治療ができるあごの骨を確保することが必要条件です。
美容整形や外傷などで、あごの骨を削った経験がある方もインプラント治療のリスクが増大します。
こうした病歴があっても、直ちに治療不可と決めつけることはできないのでまずは歯科医に全て話しておきましょう。
インプラントとクラウンの決定的な相違は、歯根部が残っているかどうかの違いです。
虫歯などが原因で、大きく歯を削った場合でも、歯根部を支えとして残すことができれば上から冠のような形のクラウンと呼ばれる義歯をはめ込んでいけます。
その一方で、歯を抜いてしまった場合入れ歯以外ですと、失った歯根を補うため、人工歯根を埋入するインプラント治療を検討することになります。
他の歯科治療と同じように、インプラントにも様々な点で、失敗が起きる可能性があります。
インプラント治療から起こりうる問題として、人工歯根、もしくは、上部体(義歯)が脱け落ちる、壊れてしまうといったインプラント本体に関わる問題、患者の体調、アレルギーなどが原因で、手術したところが腫れる、痛むという身体的問題、さらにあごのラインや歯並びに変化が起きるという審美的な問題が起こることもあります。
失敗の可能性を少しでも下げるために歯科医はともかく慎重に決めてください。
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